職場で上司から「企画書、いい出来だったよ」と言われたとき、どう対応しているだろうか?
遠慮がちに「そんなことないです」とか、返していないだろうか?
他にも同僚の女性から「髪型変えたら素敵」と褒められたとき、「全然似合わないよ」などと否定的なリアクションをしてしまっている女性も多いのではないだろうか。
こうした場合は、素直に喜んで、「ありがとうございます。うれしいです」と気持ちを伝えたほうが、人間関係を格段に良くすることができる。
否定形で返すのは本人としては謙遜のつもりでも、相手の気持ちを押し返すのと同じことになる。
相手は「せっかく褒めたのに」と報われない気持ちになってしまうのだ。
きまずい雰囲気になって、会話がそこで終了してしまうことも経験したことがあるのではないだろうか。
特に、若手の女性社員が気づかないうちにやってしまいがちなのが、取引先や目上の人に会社や部署を褒められたときに、否定してしまうことだ。
そうなると同僚や仲間、ひいては偉い上司までも自分と一緒に否定してしまうのと同じことになる。
残念ながら、相手によってはこうした物言いは失礼と受け取られ、人間関係が悪くなってしまうケースもある。
そういう時は「光栄です。引き続きがんばります」「みなさんのおかげです」といった言い方を覚えておくと良いだろう。
さらに、褒められたときの最上のテクニックといえば、感謝しながら褒め返すことだ。
「ありがとうございます。部長のご指導のおかげです」などと言えば、相手の素晴らしさを称えることにもなり職場の雰囲気も良くなる。